5弦があるもんで4弦チェロってわざわざ書くのも何なのですが、通常のチェロの事です
この子は4号機で、5弦チェロは6号機です
初号機は大型のチェロです
この3挺は理由があるので売りませんが、あとの3挺は売れたので手元にはありません
この4号機は初めての子(長男)が妻のお腹に宿った時に作り出し、誕生した後に完成したものです
長男がチェロを弾いていて大人サイズのチェロが必要になった時に譲ろうと思って製作しました
その時までに良く鳴るようにしといてあげようと思って仕事でも使っています
このチェロの名前は
"Acero della Verità"
イタリア語で"真実の楓"と言う意味です
この名前も長男の事を思ってつけました
裏板は綺麗な縞模様が出てる材を選びました
スクロールは綺麗に作るのは難しいんですが一生懸命作りました
材料はイタリアから最高級の物を取り寄せ、全体的にはアンティーク仕上げにしております
良い音だと評判良くて製作者としても満足いく仕上がりとなりました
ただ大きくなった長男がどう言うかはわかりませんけどね
子供達に楽器の演奏を強要するつもりはさらさらないので、もしかしたら全く弾か無いかも知れません
でもそれでも全然構いません
子供は子供の人生を進んで行ってくれたらと思います
と、まぁありがた迷惑な親父の形見になるかも知れないチェロですが、その時まで大事にしようと思いながら手元に置いています